2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

扉は選ばれた者にしか開かない 例えば生まれた時代を間違えた人間とか、才能を知らず、ひらかせることができずにときを過ごした人間、機会を逃してしまうような人間には開かないのだ いくら天使が見ていると善行を積んでも、天使が今世でなにかをしてくれる…

わたしが人生で一番大きな失恋を経験した時、「これを一生背負っていくのだ」と思っていた。しかし、改めて思い出してみると、普段呼んでいた名前以外ーーー苗字を忘れてさえいた。畢竟そこまでだったと、自身が受け入れられたということだ。時間は薬だとい…

寒い 人のぬくもりがわからない 寂しくて寒い 自分のことをこれほどまでに嫌っているのに、他人のなかに自分をどこか見出しているのに気づいてしまって、そもそも他人は空虚なんじゃないかと思い始めていた矢先でもあったため、他人=ある種の自分 となって…

わたしはこんなにも価値のある人間だったか わたしは尊ばれていた!馬鹿ではないので馬鹿という言葉を控えよと言われた わたしは意思に反してでも生きなければならぬ 家業と役目がある しかしどう生きるかは自分次第なのだな 他者から見てではない 自分が満…

読まれれば救われる

眠っている母親の顔の寸分先までに包丁を向けたことがある 小学校低学年だったか 西日がさすリビングでのことだった 今はもう水色に塗られたあの建物はわたしの家であった 殴られ蹴られ、次やったら殺すなどと言われ、わたしは周りにストレスを向けるしかな…

死んでください

寂しいと言って抱きしめてもらったり手を触れてもらったりする。 しかしそうすると、皮膚はこんなにもくっついているのに微塵も「寂しくなくなってほしい」という気持ちはわたしに伝わらないことに嘆くのだ。 また、彼若しくは彼女がなにを思っているのか。…

ごく最近までそうだったのだが、動物にもわたしら人間のように意識をもっていることを理解できなかった なかったというより、まだトレーニング中という言い方の方が正しいか 尤も、浪人生時代にアイドルを好きになって、彼らのSNSなどを見て(新しいものが更…

わたしにはなにもない 小学校六年生だったか わたしはそれまでいじめられていたのに、代わる代わるできる唯一の友達の存在もあって離れられなかった小学校から引越しを契機に脱して転校をした。初めての転校ではない。一年生のときに、幼稚園の頃仲良くして…

自分と向き合い続けることに疲れてきた 今の自分の感情がどれだか区別もつかない 後のわたしがわたしはああだったと決めることもできるが、問題は現在のわたしであって未来のわたしの感情の名付けなどはこの点においては価値がない ずいぶんと疲れたような気…

愛を受け取れないのは乾きすぎているからなのだと自身では答えを出したのだが合っているだろうか 馬鹿らしいが、愛とはなんなのだ 本当に真なる愛をわたしに贈ってくれる者は居るのか そしてそのときわたしは受け取れるのか 出会いがなんだ、群衆と出会った…

わたしの名前を遺して死んでわたしの糧になってくれるか、わたしを殺してわたしの糧になってくれるか 前者はわたしにとっておそろしく重い。いつだって死にたいが、生きた証は遺したい、それだけで生きているのだから。だが生きていて良いと認め、在りようを…

十六の時に太宰治の女生徒を大切そうに持ち歩いている友人が居た 受験勉強もあり、先生がわたしに教えてくれたこともあり、太宰治がどのような人生を送ったのか、どのような文章を書いていたのか、わたしは知っていた 知ってなお「とんだつまらない人間だ」…

記憶

小学校の頃のわたしは本の虫であった。 こまったさんから始まり、たまたま家にあったエロ本を読んだり、それに触発されて塾の友人を誘って、立ち読みができる書店にエロ漫画を読みに行ったこともある。(よくわからないコマがあって、精液めいてはいるんだけ…

楽して死ねればよいと思っている 人の家に遊びに行ったとき、突然暗闇がやってきて、テレビやらその時分使っていたドライヤーやらが死んで、静かな一瞬が流れたとき 地震に取り憑かれたわたしは、常にあの事象に怯えていて、ついに来たのだと思った 苦手な暗…

眠いと欠伸をされるのに憤慨するのは非常に狭量だが、他人と居るのに欠伸をすることが失礼だという通念があると知ってからそれだと自身を押し込んでいたが、昨日すばらしく久しぶりに眠いと思ってからやっと気づいた わたしは眠くなれない 眠いということが…

夢で意識が生まれた時、夢の中でわたしはある種生きているのだと思ってしまった時期がある 目がさめると、現実と同じようにしばらく反省会をしていた あれをすればよかった、こう言えばよかったかもしれない こちら側が夢なのだと思っていたし思わなければや…

愛してると言って、優しく抱いてくれる人が欲しい いま一番欲しいのはそんな存在だ ただ欲を言うとわたしも愛したい わたしも愛してるという腐った言葉以外に伝えたい 身体があるのだから、身体をつかって 愛して欲しい わたしも愛したい

しかし近頃感じるのは、愛されたいという欲望 セックスの描写が映画のトレーラーで流れていても羨ましいと思ってしまう 愛が介在しているかどうかはトレーラーなんぞなので、わたしが判断する材料には幾分が欠けているが 愛を渇望している わたしは愛を渇望…

すべて思い通りになると思っていた 異性同性関係なく、手中に収めることは、本当に容易いと、経験から、思ってしまっていた しかし最近手に入れられなかった自分への失望と相手への見る目のなさ、相手の聡さに気づいてから、わたしには手に入れられないもの…

愛は16の頃燃え尽きたものであるように思えた 自分こそが認める、大恋愛をしたと自負している この空虚感は?

近頃、なにかに縋りたいような、満たされない気がするのはわたしが一番よく分かっていた だから食事に走ったし、淋しさを抱えているのをわかっていた 友達では埋められなかった 虚しさしかなかった そもそもわたしにはなにもない わたしはあまりにも大きなも…

薄々感じてはいたけど、十四の頃には全て済ますべき考え事をわたしは今やっとしているんじゃないか? つ、つらい…

生きることは罪を遺すことである よって真の復讐をするのなら長生きをさせるのが一番である 人間が作った人間の…というよりも、神が創ったとしたほうが諦めがつく 全て自分の遺した過ちは神によって采配されていたものだと ごみだめのような世界で、メディア…

一日過ごしていて、昨日彼女に言われた言葉を反芻している自分に気づいたので記すだけ記してみる 「初めてふかみを見たときに思ったんだけど…あのとき、ふかみは私の席の真後ろにいてね 黒髪が長くて、前髪を揃えていて、なんだかこわかった」 「こわい?ど…

死なせてくれ誰か頼むもう生きたくない

記す

はじめてである漢方薬をすこし絨毯に散らしたらしいまた水もこぼしたらしいどうやら6時近くらしい今はなぜか家にいるらしいなんだか胃がうごめいているような気がする今にも戻しそうだここまで醜態を、記憶を繋ぎ止めたまま、晒すのは初めてである正直シャワ…

全て若さのせいにできる歳ではあるがさすがにやりすぎたなにが第二の太宰治だ阿呆らしい耳鳴りがするこれ以上生きるなと言っている気がする4万のワンピースを投げ捨てた以上もう型にはまったルーチンをすませるのみでわたしには才能がない

本当の馬鹿は肌で感じるものだそしてそんな馬鹿には言葉は通じない。理解できないし、しないから。無用な言葉は使わなくていいこれらをまとめて「言っても無駄」って言うんだけどなかなか伝わらないらしいまた、オカマなんぞがよく言うが「見た目で判断して…

きみのために○○した!きみのいうように○○した!きみのためならなんだってした!って言われてもこちらに伝ってないんだから、自分はそれくらいなんだって思いながら言ってるなら馬鹿馬鹿しい独白でしかないできうる範囲でなんだってしたからといってわたしの…

自分を愛せなければ他人を愛せないおやすみなさいは休めない者が言われる資格はない