一日過ごしていて、昨日彼女に言われた言葉を反芻している自分に気づいたので記すだけ記してみる
「初めてふかみを見たときに思ったんだけど…あのとき、ふかみは私の席の真後ろにいてね
黒髪が長くて、前髪を揃えていて、なんだかこわかった」
「こわい?どういうこと?」
「後ろがこわいの」
「その、どういうこと?」
「いる!っていう。存在感?というか…うん、威圧感が凄いの。もう振り向くのもこわかった」
…
「でもね、話かけてくれたでしょ?話したら、思ったのと全然違くて。びっくりした。それに、なんて高い女の子の声がするんだって思ったら、ふかみなんだもん」