自分の散文を見て思ったけれども、やっぱり小説家なんて向いてない。別に目指そうとしてるわけじゃない、し、それを意識して書いたわけでもない。母が言った。繊細な心を持っているんだし、外に出かけるのが苦手なら小説家になればいい。とかなんとか言って、外科医と獣医と、服屋と、散々ころころ変わってわたしに押し付けられていた"やらせたい職業"とかいうのが、次は小説家だっただけだ。しかも今回はなんだか長い。去年の冬だか今年の春だかに言われたのが、昨日も言われた。

 どうにかならないものか。