死んでください

 

 

寂しいと言って抱きしめてもらったり手を触れてもらったりする。

しかしそうすると、皮膚はこんなにもくっついているのに微塵も「寂しくなくなってほしい」という気持ちはわたしに伝わらないことに嘆くのだ。

また、彼若しくは彼女がなにを思っているのか。触れたところで理解できない。感じられない。わからない。他人であるということをむざむざと痛感させられる。

体温のみ。拍動も聞いたら落ち着く。生きている。生きている人間と共に在る。触れている。その点では寂しくない。

しかし心の寂しさはそれで埋めるには些かというより…ずっと足りない。

また、寂しさも自身で解決するものである。根幹を見据えて根絶すれば寂しさはきっとなくなる。

 

ひとがなにを考えてるかわからない。もう嘘がどれかもわからない。わかったつもりであった。もうわからない。言うことを信じることもできない。彼とは終わりだ。わたしを乾かしすぎたのだ。

 

予備をとるのが癖であって、なにかするなら予防線をはってしまう。

なくなるならば予備がほしい。

わたしに価値があるならば相応の人間を。しかしわたしの認める才を持つ方が現れない。理想が高いのではない。わたしと同じか、斜め上の人間を探している。居ない。

わたしの思うような回答はいらない。いくつか張ったこれを返すだろうという蜘蛛の巣めいたものに一切触れずーーーわたしは刺激が欲しい。刺激がなければ一緒にはいられない。

 

クズが。わたしの近くにのさばっている。我が物顔で。

クズにはクズがお似合いだろうが、クズのうえに努力をしないためにレベルアップの見込みのない馬鹿で器量なし、底抜けの根性なしで、さらになにかあれば責任を女に押し付ける。クズでは表せない。ゴミもぬるい。死ね。死してわたしの時間を無駄に貪ったことを贖ってほしい。

わたしの周りのなかでも、此処は自分の居場所だと。わたしが離れているのも知らずに。死ね。

 

結局わたしはどこへ恋人候補を探しに行けばいいんだ?レインボー掲げたところにでも探しに行けば良いのか…