過去の自分にすがっている

 

これは生涯抱えるものだとわかっていたのに、抱えきれないと、四、五年経って大人になったわたしが、十六のわたしにすがっている

もうこれ以上孤独なのは嫌だ 何故強がったのか たった十六の小娘が、他人の幸せなどを願って、生涯抱えるものを