夢の中でも生きているような心地がするのがよくない

本当によくない

どちらが現実か悩んだ挙句向こうをとったこともある
こんな現実は続くはずないと思っていた

あの美しい光景
わたしの手と
舟人
学校
誰かのぬくもり

確かに在ったように感じる
在ってほしい
わたしのなかでは確かに在った

しかし望んではいけない
現実に生きなければ
や違う、夢を生きるのをやめればよい
わたしに止められるか

望むべくしてある
gods in his heavenってやつに同意するには足りないけど
望む
わたしはなにを望んでるんだろう
溶けるような存在
わたし?
わたしが欲しい
わたしをわたしたらしめる、わたしという存在
わたしを容認するわたし
わたしを受け入れて認めるわたし
でもわたしが居る限り一方のわたしは突きはねられるままだ
わたしが、わたしのなかで大きな部分を占める、他者を嫌い自分も嫌うわたしが、妥協をみつけなければならぬ
妥協はみつからぬ
わたしが生きているからである

目で視る
耳で聴く
心を揺さぶる
触って確かめる
頭で考える
鼻で覚える
なにも幸せではない